
ロウニンアジは、スズキ目アジ科ギンガメアジ属の大型肉食魚である。日本近海に棲息するギンガメアジ属は、ロウニンアジ、カッポレ、カスミアジ、ギンガメアジ、ミナミギンガメアジ、オニヒラアジの6種。
これらのなかで、カッポレはロウニンアジと混称されることが多い。混称の理由は、八丈島や伊豆諸島で、ロウニンアジのことをカッポレと呼んでいたことにある。カッポレもまた、クロヒラアジと混同されることがあるので注意が必要だ。
ロウニンアジは、インド太平洋の熱帯・亜熱帯海域に分布し、日本近海では南日本~琉球諸島、および伊豆諸島、小笠原諸島周辺に棲息している。