
キュウリウオ科には11属31種が含まれ、そのうちキュウリウオ亜科には9属24種が分類される。同じ亜科にはキュウリウオ属、カラフトシシャモ属などが含まれ、シシャモ属には本種のほか2種が含まれる。これらは、北米大陸のアラスカからカリフォルニアまでの太平洋岸に分布する種である。
本種は、世界中でも北海道の道東地域を中心とする太平洋沿岸の一部地域だけに棲息する日本の固有種となっている。また、最近のDNAの解析により、日高地方に分布する群れと十勝・釧路地方に分布する群れは、遺伝的に異なることが確認された。
北海道のレッドデータブックでは「まだ絶滅のおそれはないが、保護に留意すべき種」として留意種(N)に掲載されている。