
日本近海に棲むいわゆる「シタビラメ」と呼ばれる魚は、ササウシノシタ科とウシノシタ科に分類されるものが多く、本種はウシノシタ科タイワンビラメ属に分類されている。その他の主なウシノシタ科の魚としては、イヌノシタ、アカシタビラメ、オオシタビラメなどがいる。
一般に「左ヒラメに右カレイ」といわれるように、目が上になるように置いたとき、カレイ類は体の右側に目がある右側眼が一般的とされるが、例外も多く、本種を含むウシノシタ科は左側眼であるのが特徴だ。
本種の分布域は、北海道南部から黄海、東シナ海、南シナ海にかけてとなっている。