
シマガツオ科には、世界の熱帯から温帯海域に分布する2亜科7属、約20種が知られており、いずれも外洋性が高い。シマガツオ亜科は、シマガツオ属、チカメエチオピア属、ヒレジロマンザイウオ属、マンザイウオ属、Xenobrama属の5属16種を含む。この仲間は、背ビレ、尻ビレの鰭条の一部のみが伸長し、腹ビレが胸ビレのほぼ真下にあるのが特徴だ。うち、本種は9種が確認されているシマガツオ属に属している。
主に、北太平洋の亜熱帯~亜寒帯域の沖合いから外洋に分布しており、日本の沿岸では中部地方以南の太平洋側に多いが、東京湾でも釣ることができる。