
北海道南部から九州までの各地の沿岸域に分布している。
メバル属は種類が多いが、本種も最近の研究調査によって3種類の遺伝的に異なる型があることがわかった。その外観上でわかりやすい違いは、胸ビレの軟条数がA型は15本、B型は16本、C型は17本となっていること。2008年にはそれぞれの和名も提唱され、A型はアカメバル、B型はクロメバル、C型はシロメバルとしている。個体数としては、釣り人が一般に「黒メバル」と呼んでいたC型(シロメバル)が多く、A型とB型は少ない。
なお、本種の亜属としては、ウスメバルやトゴットメバルなどの仲間がいるが、これらは深場で釣れることが多いため、釣り人からは総じて「オキメバル」と呼ばれている。