
ヒラメ科の魚は、世界で80種ほどが知られている。いずれも、腹側を下にしたときに目が体の左側にくる一群で、右側に目のあるカレイ類と区別され、俗に「左ヒラメに右カレイ」という。ただし、左側に目をもつカレイも存在するので、頭部の左側に目があるすべての種がヒラメというわけではない。また、カレイ類に比べて口と歯が大きいのが特徴で、ヒラメ類のことを英語でLarge-tooth floundersという。
本種のヒラメは、千島列島、樺太、日本、朝鮮半島などの沿岸から南シナ海まで分布し、最大で全長1m、体重10㎏ほどになる。