
日本のサケ科の魚はイトウ属、イワナ属、サケ属などに分けられ、サケ属にはニジマス、サクラマス(ヤマメ)、サツキマス(アマゴ)、ビワマス、ベニザケ(ヒメマス)ギンザケ、カラフトマス、そしてサケなどが含まれる。サケというと、広義には河川で産まれて海で育つ種をまとめて指すことが多いが、種としてのサケは通称「シロザケ」と呼ばれる魚種である。
日本では太平洋側では千葉県以北、日本海側では九州北部以北の河川で遡上が見られるが、分布の中心は北海道、東北地方、北陸地方になる。日本は北太平洋のアジア側の分布の南限となる。
世界的には北米のカリフォルニアから朝鮮半島南部までの北太平洋、日本海、オホーツク海、ベーリング海に面した河川、北極海沿岸の一部の河川にも遡上している。