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イシガキダイ【石垣鯛】
イシダイ科はイシダイ属のみで構成され、世界には7種を数えるが、日本近海に棲息しているのは、本種とイシダイの2種だけである。 形態、生態ともにイシダイとよく似ていて、分布域も重複するが、本種はイシダイよりも南方系の魚とされており、太平洋岸では房総半島以南、日本海側では島根県以南の南日本~朝鮮半島南部~南シナ海まで、暖流の影響が強い海域に分布する。イシダイと同様、食用や釣りの対象魚として人気が高い。
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イシガレイ【石鰈】
カレイ科は、北極海、太平洋、インド洋、大西洋の沿岸の浅い海から水深 1,000 m の深海までに棲息する海水魚の仲間で、世界で100種ほどが知られる。うち、日本近海に棲息するのは、本種のイシガレイのほか、マガレイ、マコガレイ、ババガレイ(ナメタガレイ)、ホシガレイ、メイタガレイ、アカガレイ、オヒョウなどの40種あまりである。 イシガレイは単独でイシガレイ属に属しており、南西諸島や九州南部を除く全国各地に分布している。
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イシダイ【石鯛】
スズキ目イシダイ科イシダイ属の海水魚。北海道以南の温帯域に分布し、とくに南日本エリアに多く見られる。海外では朝鮮半島、台湾、中国の沿岸に分布する。
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イシナギ【石投】
イシナギ属には2種が分類される。一般にイシナギといえば、正式にはオオクチイシナギを指すが、もう1種コクチイシナギ(Stereolepis gigas)がいる。ただし、コクチイシナギは主にアメリカ・カリフォルニア周辺に棲息しており、日本では確認された個体数は、ほとんどない。 オオクチイシナギは、北海道から屋久島周辺まで国内に広く分布している。とくに、北海道や千葉県、伊豆沖、紀伊半島沖などでは多く見られる。
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イシモチ【石持】
正式な和名にイシモチという魚はいないが、ニベ科に分類されるシログチ属の「シログチ」とニベ属の「ニベ」という別々の魚を併せてイシモチと呼んでいる。 実際にイシモチという名の付く魚としては、シログチなどと同様に耳石を持つ「オオスジイシモチ」や「テッポウイシモチ」などがいる。いずれも、シログチなどとは全然似ておらず、むしろ、同じテンジクダイ科のネンブツダイと混同しやすい。 シログチ、ニベともに東北以南に棲息しているが、シログチは南方系の魚で南日本の暖流の影響が強いところに多い。
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イシモチのから揚げキノコあんかけ
[材料](4人分) イシモチ(20センチ級)- 4尾 キノコ類 - 適量 昆布だし、砂糖、酢 - 適量 塩、しょうゆ - 少々 水溶き片栗粉 - 適量 イシモチはやや水っぽい魚だが、ミンチにしたり蒸し物にしたりすると、上品な白身のうまさが引き立つ。また、揚げて水分を飛ばすのも一法。 そこで今回は、素揚げにしたイシモチに、キノコを使い甘酸っぱく味付けしたあんをかけて、中華風の料理に仕上げてみよう。
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イシモチのハンバーグ風、酒蒸し
練り物の材料となることが多いイシモチだが、さまざまな料理でおいしく食べられる。 これぞ釣り人の特権という食べ方が刺身。身に水分が多く、鮮度が落ちやすいものの、しっかり締めて持ち帰ればおいしくいただける。 さて今回は、子どもが大好きなハンバーグをイシモチ使って作る「魚のハンバーグ」を紹介しよう。 大人向けにはショウガを利かせ、醤油をかけて食べるのがお勧めだが、今回はより子どもたちが喜ぶように、照り焼きソースで仕上げてみた。 なお、イシモチを料理する際のポイントは、ウロコを落としたあとに、包丁でヌメリをとること。 そうすることで、魚臭さを抑えることができる。 練り物の材料としても知られるイシモチは、サッパリした白身が特徴。 たくさん釣れることもあるが、身が水っぽく柔らかい。今回のハンバーグ風の場合、保存するなら、焼いたあとで冷凍するのがオススメ。 なお、ウロコを落としたのちに皮の表面をこそげることで、臭みを防げる。 ●材料/4人分 イシモチ(25センチ級)・・・・・8尾 タマネギ・・・・・・・・・・・1/2個 卵黄・・・・・・・・・・・・・1個 小麦粉・・・・・・・・・・・・少々 塩、コショウ・・・・・・・・・適量 サラダ油・・・・・・・・・・・適量
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イシヤキイモヅクリ【石焼きイモ作り】
住宅街の庭で、焚き火をする風景を見なくなって久しい。ゴミの処理に関する法律が厳しくなり、軽微な焚き火やキャンプファイヤーなどを除いて、廃棄物の焼却は禁止されてしまったためだ。もちろん、有害物質を燃やすのはナンセンスだが、落ち葉の焚き火も迷惑だと感じる人が増えていることも時代の流れなのだろう。 しかし、それでも焚き火を楽しみたいというなら、釣りに出かけた海岸で楽しむ手がある。もちろん、海岸といえどもやたらと焚き火が楽しめるわけではなく、ここでも海岸法や自然公園法、自治体の条例などによって焚き火が規制されているエリアがある。また、人家に隣接した場所、延焼の危険があるエリア、私有地などでの焚き火も厳禁であることを前提として楽しみたい。
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イスズミ【伊寿墨】
イスズミ科は、メジナ、イスズミ、タカベ、カゴカキダイなど沿岸性の底棲魚を中心に、メジナ亜科、イスズミ亜科、タカベ亜科、カゴカキダイ亜科、Para-scorpidinae亜科の5亜科16属45種が記録されている。ただし、これら5亜科はそれぞれ独立の科として分類されるケースもある。また、メジナ亜科、イスズミ亜科、タカベ亜科の3群が単系統群を構成するとの見解や、ユゴイ属(ユゴイ科)、イシダイ属(イシダイ科)など、ほかのスズキ亜目のグループとの関連を指摘する報告などもあることから、本科の位置付けは途上にあるのが現状だ。 我が国における本種の棲息域について、東京湾以南と書かれているものが多いが、千葉県・外房でも確認されている。また、南にいくほど多くなり、沖縄、小笠原では極めて魚影が濃い。
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イソアソビ【磯遊び】
夏、釣りの合間に手軽に楽しめる遊びで、子供たちが一番やりたがるのは、もうダントツに〝磯遊び〟である。服がびしょ濡れになるのもかまわず、潮だまりや磯の浅瀬を縦横無尽に遊び回る。子供って、無邪気でいいなあ……。 しかし実際には、それを眺めていたお母さんも一緒になって磯遊びに夢中になり、さらには釣りに熱中していたはずのお父さんも、いつのまにやら子供の箱メガネを奪い取って潮だまりでジャブジャブやることになる。予想もつかない発見や驚きを体験できる磯遊びは、現代人の遠い記憶を目覚めさせてくれるアウトドアレジャーの真打ちだったのだ!
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イソマグロ【磯鮪】
サバ科に分類される海水魚で、1種のみでイソマグロ属を形成する。クロマグロやキハダなどはマグロ属に分類され、イソマグロはマグロという名は付くが異なった種類の魚である。 インド洋、西太平洋の熱帯域に分布し、オーストラリア北岸、紅海、アフリカ東岸まで広く棲息している。 国内では主に南日本に分布し、小笠原諸島や南西諸島に多く見られる。
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イトヨリダイ【糸撚鯛】
暖海性の魚で、奄美・琉球諸島を除く本州中部以南から、東シナ海、台湾、南シナ海、東南アジア一帯、オーストラリアまで棲息している。 イトヨリダイ属に分類される魚には、本種のほかにヒメイトヨリ、シャムイトヨリ、ニホンイトヨリ、ソコイトヨリ、モモイトヨリなどがいるが、本種とともによく見かけるのは房総半島以南に棲息するソコイトヨリとなる。
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イナダのサーフトローリング
サーフトローリングは、和製のルアーである「弓ヅノ」と呼ばれる擬餌バリで、ワカシやイナダ(ブリの仔魚)、ソウダガツオ、サバといった回遊魚を狙う爽快な釣り。仕掛けを投げてリールを巻くことができれば成立する釣り方なので、ビギナーでも手軽に回遊魚のスリリングなファイトを体験できるのだ!
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イナダのセビーチェ風、ブリ大根
ブリといえば「ブリ大根」が定番。少し濃い目の煮汁でしっかり味付けしたブリと、そのブリの旨味が染みわたった大根は最高で、酒もご飯も進む。イナダは、家族で食べるなら2本もあれば十分だが、たくさん釣れたときは、あらもしっかり煮て冷蔵庫で保存すれば煮こごりも楽しめ、下ごしらえした大根を加えて煮込めばブリ大根にもなる。
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イワシのサビキ釣り(入門者向け)
海釣りの入門にオススメとされるのが、堤防での小物釣り。その対象魚はさまざまだが、初心者が一番釣りやすい魚といえば、食卓でもおなじみの「イワシ」だ。イワシといえども一度に4〜5尾もハリ掛かりさせると、竿先が大きく引き込まれて強烈な引きを味わうことができる。これには子供はもちろん、大人だって興奮すること間違いなしだ。そして、釣ったイワシを鮮度よく家に持ち帰れば、どんな魚にも負けないおいしい料理が味わえることも嬉しいところ。 そんな魅力いっぱいのイワシを、堤防からのサビキ釣りで狙う方法をご紹介していこう!
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イワシのシャキシャキつみれ鍋
サビキでよく釣れるシコイワシ(カタクチイワシ)を、ひと手間で美味しいつみれに!これは、つみれのふわふわ感と水菜のシャキシャキ感を、コクのある塩味でさっぱりと味わう鍋。小サバやアジ、イサキ、トラギスなどで作ったつみれも、かなりいける。 [材料](3人分) カタクチイワシ、小サバなど - 20尾 白菜 - 5枚 ネギ - 1本 キノコ類 - 適宜 水菜 - 適宜 つみれ用調味料 ショウガみじん切り - 適宜 みそ - 適宜 ネギ - 適宜 小麦粉または片栗粉 - 適宜
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ウイリーを結ぶ
サビキバリを作ります。
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ウスメバル【薄眼張】
本種が属するメバル属には、日本産のものだけで33種おり、標準和名に「メバル」と付けられている魚だけでも、13種を数える。姿形が似ているものも多数で、混同や混称が多い。 ウスメバルは寒海性の大型メバルで、太平洋沿岸では北海道南部~駿河湾周辺、日本海沿岸においては青森県~対馬付近に分布している。メバルとともに市場に出回ることも多いが、それぞれ区別されずに「メバル」として扱われたり、春に漁獲されることから「タケノコメバル」とも呼ばれたりする。しかし、「タケノコメバル」を正式名称とする別の近縁種があるなど、非常に紛らわしい。
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ウチガケムスビ【内掛け結び】
釣りバリにライン(ハリス)を結ぶ方法は無数にありますが、それらすべての基本形となるのが、内掛け結びと外掛け結びです。とくに、内掛け結びは比較的簡単で、ビギナーが結んでも強度的に安定しているのが特徴。擦れに対しても強いため、ベテランにもこの結び方を愛用している人は多いです。ただし、太いハリスでは締め込みが甘くなることがあるので注意が必要です。
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ウツボ【鱓】
ウツボ科には15属約200種が分類されており、その多くは世界の熱帯、温帯に分布している。国内において、本種は本州関東以南、南日本に分布する。
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ウナギ釣り
釣って楽しく、食べておいしい魚といえば、やっぱり「ウナギ」は絶対に外せない。 ウナギ釣りの魅力はいろいろあるが、まず、全国どこでも身近な河川で楽しめることが挙げられる。また、ウナギ釣りは手軽な仕掛けや装備で楽しめることも、とくに初心者にはうれしい。そして、何と言ってもその食味の素晴らしさだ。店で食べるウナギは大半が養殖モノだが、自分で釣り上げた天然ウナギの味は別格。今シーズンは、ぜひ天然ウナギを自分で釣って、その極上の食味を味わってみてはいかがだろう。
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ウマヅラハギ【馬面剥】
カワハギと同属の魚で、北海道南部以南の日本近海から東シナ海、南シナ海にかけて分布する。昔は、関東ではそれほど水揚げ量のある魚ではなかったが、1970年代から定置網などで大量に獲れるようになった。1990年代前半以降は、再び漁獲量が減少している。
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ウマヅラハギの薄造り
以前はマダイ釣りやアジ釣りの定番外道としてよく見かけていたウマヅラハギだが、ここ数年、すっかりその姿を見かけなくなってしまった。ところが最近になって、またポツポツ釣れるようになり、復調の兆しが見えている。
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ウミタナゴ【海鱮】
魚類学者の間では、これまで1種とされていたウミタナゴだが、2007年、従来の「ウミタナゴ」のほかに、体色に青みがかっている型を亜種として「マタナゴ」、赤みがかっている型を別種として「アカタナゴ」に分けられた。さらに、近縁種にオキタナゴ、アオタナゴがいる。 関東や西日本で釣り人が一般にウミタナゴと呼んでいるのはマタナゴであることが多く、関東以南の太平洋岸に分布する。同様にアカタナゴは、房総半島から四国にかけての太平洋岸に、学名でウミタナゴとされている種は北海道中部以南の各地に分布している。 ただし、これらを意識して区別している釣り人は少なく、まとめてウミタナゴと呼ぶことが多い。
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ウミホタル観察
【幻想的な光に感動!〝海ほたる〟を観察する】 「海ほたる」をご存知だろうか? よく夜光虫に間違われることが多いが、夜光虫は原生動物で、海ほたるは貝ミジンコの仲間だ。青森県から沖縄までの太平洋側の海に生息しており、体長は最大で3㎜前後。夜行性で昼間は砂の中に潜っている。そして、その最大の特徴が、体内に発光物質を持っていて、何らかの刺激によって青白い光を放つこと。その名の通りホタルを彷彿とさせる幻想的な光は、子供はもちろん、大人も感激させてくれる。機会があれば、ぜひ観察してみてはいかがだろう?