「」が含まれる記事の一覧
-
フエダイ【笛鯛】
本種が属するフエダイ属には、ゴマフエダイ、バラフエダイ、オキフエダイ、ウラウチフエダイ、アミメフエダイなど多くの種がいるが、なかでもナミフエダイやオキフエダイと似ている。 フエダイは、フエダイ科の魚ではもっとも北に棲息する種で、本州中部以南から台湾、中国の南岸まで分布する。基本的に暖流に面した北西太平洋沿岸のみに棲息し、紀伊半島南部、高知県、九州南部などに多い。南西諸島には棲息数が少ない。
-
ブダイ【舞鯛、武鯛】
ブダイが属するブダイ科には10属88種が記録されており、これらブダイ科の魚類は大西洋、インド洋、太平洋など、世界中の熱帯・亜熱帯域に広く分布している。本種はブダイ科のうち、タイワンブダイ、チビブダイなどと共にブダイ属に属する。 本種の日本列島近海での棲息域は本州中部以南の沿岸で、とくに南日本と伊豆諸島に多く見られる。また、東シナ海、朝鮮半島、インド洋などにも分布している。
-
ブラッドノット
つなぎ目が小さく、卵形の結び目になることから、投げ釣りの力糸など同じ太さのラインの結束としてよく使われています。極端に太さが違ったり、片方のラインが滑りやすいPEラインなどでは、抜けやす不向きなノットです。
-
ブリ【鰤】
ブリは、スズキ目アジ科に属する大型肉食魚。温帯性の種類で、黒潮と対馬暖海域の沿岸水帯に分布し、日本の沿岸各地、そして北はカムチャッカ半島の南部、南は台湾までに棲息する。 季節によって棲息域を変える回遊魚であり、春~夏には沿岸域に寄って北上し、初冬から春には沖合を南下する。ただし、温暖な南方海域では、回遊せずに瀬着きになるものもいる。
-
フリーノット
ルアーに糸を結ぶ, 「フリーノット」と呼ばれる結び方です。結んだ所とルアーのアイにすき間ができるので、文字どおりルアーの動きが自由になります。結び方が簡単なので、初心者向きです。糸が細い場合はダブルにすると安心です。
-
ヘダイ【平鯛】
タイ科は、キダイ亜科、マダイ亜科、ヘダイ亜科に分類され、さらにヘダイ亜科はヘダイ属とクロダイ属に分類される。ヘダイ属には本種、クロダイ属にはクロダイ、キチヌ、ナンヨウチヌ、ミナミクロダイなどが分類される。いずれも、黒みがかった銀白色をしたタイ型の魚で、体色や体型や模様、ヒレの条数などの違いで見分ける。 本種は房総半島以南、とくに太平洋側の南日本に多く棲息している。また、日本海側でも新潟県や青森県での採取報告がある。
-
ホウボウ【竹麦魚、魴鮄】
ホウボウ科に属する魚種には、本種のほか、カナド、トゲカナガシラ、カナガシラ、オニカナガシラなど、140種類ほどがいる。日本近海では、ホウボウ属よりもカナガシラ属やソコホウボウ属が多い。 釣りの対象魚としてもっともポピュラーな本種は、北海道南部以南から黄海、東シナ海、南シナ海にかけて分布する。
-
ホシギス【星鱚】
日本産のキス類としては、キス属のシロギス、ホシギス、モトギス、アトクギス、アオギスの5種がいる。 このうちホシギスは、種子島以南に分布する南方系のキスの仲間で、とくに奄美諸島や沖縄周辺ではポピュラーな種類である。世界的には日本を北限として、台湾、フィリピン、インド、オーストラリアなどにも広く分布している。 日本産南方系のキス類としては、ほかにモトギスがおり、こちらも沖縄本島以南に分布する。モトギスは河口周辺を好んで棲息するため、近年ではダム工事などによる河川や河口の環境変化により、数が減っているとみられる。また、アトクギスはもともとインド洋・西大西洋に分布しており、日本にはいないとされていたが、2001年に西表島で確認された。日本では希少種であり、なかなか目にすることはない。
-
ホッケ【?】
茨城県以北の太平洋岸、対馬海峡以北の日本海、オホーツク海南部、千島列島に分布している。とくに、北海道の積丹、礼文、羅臼はホッケの産地として知られる。 同じ属に分類される近縁種に、キタノホッケがいる。こちらは本種よりも寒冷で水深の深い海域を好み、北海道東部の太平洋岸からオホーツク海、千島列島、ベーリング海に分布している。
-
ボラ【鯔】
世界中の熱帯、温帯に広く分布する魚で、日本でも北海道以南で一般的に見られる。 ボラ科の魚は2亜科17属70種以上が知られており、大半は沿岸性の海水魚だが、一部淡水性の種類もいる。 日本近海にはボラ属、メナダ属など5属が棲息し、本種のほかにメナダ、セスジボラ、フウライボラ、コボラ、オニボラ、ナンヨウボラなどがいる。とくにメナダは全国的に分布するために、本種と一緒に水揚げされることもあるが、メナダは比較的寒冷な海を好み、ボラは暖海を好むとされる。
-
ホンムスビ【本結び】
ハリとハリスを結びもっとも一般的な結び方です。小物から大物用までさまざまな太さのハリスに対応できるので入門者はマスターしたい結び方です。ロープワークで有名な本結びとは用途も結び方も異なりますので注意が必要です。
-
マイワシ【真鰯】
一般にイワシといえば、ニシン科マイワシ属に分類される本種を指すことが多く、ウルメイワシはウルメ、カタクチイワシはセグロなどと呼んで区別することが多い。また、サビキ釣りなどでイワシ同様に釣れるトウゴロウイワシは、イワシの名は付いているが実際にはボラの仲間。姿形は似ているがウロコが硬く、イワシの仲間のようにはがれ落ちることはない。 本種は、オホーツク海から日本各地、東シナ海、南シナ海までの東アジアの沿岸域に広く分布している。
-
マカジキ【真梶木】
カジキは、スズキ目カジキ亜目に分類される魚の総称である。温暖な海を高速で遊泳する大型肉食魚で、いずれも上アゴが剣のように長く鋭く伸びているのが特徴だ。食用やトローリングによるスポーツフィッシングの対象魚としても重要な魚種のひとつで、生態や肉質がマグロに似ることから「カジキマグロ」という俗称もあるが、マグロとは異なる分類群である。 日本近海には、本種のほか、メカジキ、バショウカジキ、フウライカジキ、シロカジキ、クロカジキの計6種のカジキの仲間が棲息する。 本種はカジキ類の代表種で、太平洋やインド洋の熱帯・温帯海域に広く棲息している。高密度域は北緯20~30度、および、南緯20~30度、さらに、メキシコからペルーにかけて。太平洋全体でみると馬蹄形の分布をしている。日本近海では、北海道・朝鮮半島以南で見られるが、太平洋側に多く、日本海側では少ない。
-
マコガレイ【真子鰈】
日本沿岸に棲息するカレイ科の魚はおよそ40魚種。釣り人に知られた種としては、本種のほかにマガレイ、スナガレイ、イシガレイ、ヌマガレイ、メイタガレイなどがある。最大で2.5mにもなるオヒョウ(ハリバット)も、カレイ科の魚だ。マコガレイはイシガレイと並んでもっともポピュラーな種で、釣りの対象魚として人気が高いのと同時に、市場価値も高い。 日本近海におけるマコガレイの分布域は、北海道南部から九州・大分県、朝鮮半島、東シナ海となっている。
-
マゴチ【真鯒】
マゴチの仲間にはメゴチ、ワニゴチ、オニゴチ、イネゴチ、アカバゴチ、ウスバゴチ、アサネゴチなどがおり、10種類程度が日本に棲息する。本種は日本近海に分布するコチのなかでは大型の種類で、美味な食用魚でもある。 マゴチは暖水性の魚で、西太平洋からインド洋の温帯や熱帯域まで広く分布している。日本では、日本海側は新潟県以南、太平洋側は宮城県以南に分布する。
-
マゴチのルアーフィッシング(入門者向け)
習性もヒラメと類似するが、積極的に獲物を追いかけることは少ない。待ち伏せして捕食するのが主だ。デッドベイトも捕食する。
-
マダイ【真鯛】
日本でタイと名のつく魚は200種類以上棲息しているが、同じタイ科に属するマダイの仲間はクロダイやチダイ、キダイなどの十数種である。 マダイの分布エリアは、北海道以南の日本各地の沿岸で、朝鮮半島や台湾、東南アジアなどにも分布する。また、タイの近種は世界中の温帯や熱帯エリアに棲息している。
-
マダイのタイラバ入門(船釣り)・前編
タイラバもしくはタイカブラと呼ばれるこの釣り具は、もともとマダイ釣りの漁師が使う道具が進化したものだ。 オモリ付きのハリにエビを付けて使用されていたが、一部の地域でエサの代わりに、ビニールやラバーを使用してマダイを狙うようになり、これが進化して今日のタイラバとなった。 今や海のルアーとして欠かせない存在のタイラバであるが、ルアーとしての歴史は浅く、今もなお進化の途中だ。 釣れる理由、メソッドには諸説あり、それが商品開発やテクニックに広く反映され、さまざまなバリエーションが展開されているのが面白いところでもある。 もともとはマダイ用の漁具であるが、タイラバで釣れる魚の種類は多く、ボトムから表層近くまで、根魚から青物までと広範囲・多魚種で効果を発揮するルアーでもある。 釣り方の基本は海底まで沈めて巻き上げるだけ。多くの場合は向こうアワセで魚が掛かるのを待ってからのやり取りになるので、特別な技術を持っていない初心者にとっても、始めやすい釣りである。突き詰めればテクニックがあるのだが、とりあえず巻くだけで釣りになるのが特徴だ。 タックルや仕掛けがシンプルで扱いやすいうえに操作が簡単。操作しながら底取りや潮流への対応など船釣りの基本テクニックを覚えることができるので、ルアーに限らず、海の船釣りを覚えるためのファーストステップとしても最適な釣りといえる。 タイラバには、アタリがあってもフッキングしにくく、フッキングしてもバレやすいといった弱点があった。仕掛け、タックル、テクニックが進化するにつれ目立たなくなったが、対処を怠ると千載一遇のチャンスを逃すことにもなりかねないので注意が必要だ。
-
マダイのタイラバ入門(船釣り)・後編
マダイのタイラバ入門(船釣り)・前編はこちら
-
マダイのちらし寿司、潮汁
やっぱりマダイは、日本を代表する魚、なんといっても姿がカッコイイ。 それに、鮮やかな赤もめでたさ120%、そしてもちろん、味も抜群だ。 養殖のマダイは市場に広く出回っているが、天然もののマダイは別格。 これほど知られていながら、本当のマダイ(天然もの)はなかなか口に入らないのが現実で、そんな貴重な魚が食べられるのも釣り人の特権。 どう料理してもおいしく、あらやウロコも食べられる。 春と秋のマダイは、脂もほどよく乗っているので、刺身にする場合、皮もおいしく食べられるよう、「湯引き」して使うのがおすすめ。 最近、回転寿司などで人気の「あぶり」も香ばしくておいしいものだ。 それと同じく、さっと熱を通すことで、生とは違ったおいしさが味わえる。 そこで今回は、湯引きした刺身を使った、お祝いやパーティの席にピッタリの一品を紹介する。
-
マダコ【真蛸】
タコの仲間は、世界中で約200種類が知られており、日本近海でも50種類以上が確認されている。タコというと海中を泳ぐというよりも、這って歩いたり岩陰に潜んでいたりというイメージがあるが、12科中、マダコ科のみが海底での生活に適応した体の構造をもつにすぎない。浮遊性のものも数多く、タコの仲間は海の表層から海底まで広い範囲に適応しているのである。 食用となり、産業的にも重要なのは、マダコ科に属するものに限られている。もっとも一般的なマダコ、体長3m・体重30㎏にもなるミズダコ、冬期に米粒状の卵が詰まりおいしい小型のイイダコ、腕がとくに長いテナガダコ、そして沖縄地方では普通に見られるワモンダコなどである。さらに、主な釣り相手となるのはマダコ、ミズダコ、イイダコの3種だ。 日本では、一般に「タコ」といえばマダコを指すほど、本種はタコ類の中心的存在である。世界各地の熱帯、温帯海域に広く分布しており、日本では太平洋側の三陸付近から南、日本海側では北陸から南の砂礫や岩礁域に棲息している。
-
マダラ【真鱈】
マダラは、タラ目タラ科に属する魚類である。『Fishes of the world』(Nelso, 2006)の分類では、タラ亜科は北大西洋に分布する魚類を中心に12属25種が認められている。温帯に分布するものや汽水域に入るものもいるが、ほとんどの種類は寒帯・亜寒帯の冷たい海に分布しており、その多くが重要な水産資源として利用される。これらのうち、日本近海にはマダラ、スケトウダラ、コマイの3属3種が分布している。 マダラは、カリフォルニア州サンタモニカ湾から茨城県沖を南限として、カナダ西岸、ベーリング海、およびオホーツク海までと、北太平洋沿岸に弧を描くように広く分布する。
-
マツダイ【松鯛】
マツダイ科は、本種が分類されるマツダイ属とダトニオイデス属の2属からなる。本種は太平洋、インド洋、大西洋の温・熱帯域に分布し、日本では主に南日本に棲息。静岡~九州周辺に多いが、太平洋側では房総半島、日本海側では対馬海流に乗って丹後地方周辺まで北上することもある。ときには、東北や北海道で水揚げされることもある。
-
マテ貝掘り
日本の各地に点在する干潟では、春〜夏のシーズンを迎えると潮干狩りを楽しむ人で賑わう。一般的な潮干狩りで収穫できるのはアサリやハマグリなどで、そのおいしさは誰もが認めるところだろう。しかし、これらの貝に負けず劣らずに採って楽しく、食べておいしい貝として「マテガイ」がいる。狙いを絞った巣穴に塩を投下し、ニョッキリと頭を出したマテガイを瞬時につかみ上げるテクは、まさにスリリングなゲーム感覚。まだマテガイ採りを経験したことのない人は、ぜひ、今シーズンにチャレンジしてみてはいかがだろうか?
-
マトウダイ【的鯛】
硬骨魚綱マトウダイ目マトウダイ科に属する海水魚。国内では青森県以南の各地、海外ではインド洋、太平洋、大西洋東部、地中海の温帯域に広く分布する。