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アイゴ【藍子】
本州中部以南、東シナ海、フィリピン、インド洋、南アフリカまで広く分布する。 アイゴ科の魚は二十数種おり、ヒフキアイゴ、ゴマアイゴ、マジリアイゴ、ヒメアイゴなどは観賞魚としても人気がある。ただし本州では、本種のアイゴ以外の種類を見ることは少ない。逆に、本種は沖縄諸島には分布せず、その代わりにアミアイゴやゴマアイゴ、シモフリアイゴなどが棲息している。
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アイナメ【鮎魚女、鮎並】
アイナメは南西諸島、および太平洋側の一部を除く日本各地の沿岸に棲息する。日本以外では、朝鮮半島南部や黄海にも分布している。 アイナメ科の魚には本種のほかに、クジメ、ウサギアイナメ、スジアイナメ、エゾアイナメ、ホッケ、キタノホッケなどがいる。アイナメによく似たクジメは、ほぼ同じ海域に分布するが、黒潮流域ではアイナメよりもクジメが多く棲息する傾向にある。また、それ以外の種は東北や北海道など、主に北の海域に棲息する。
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アオチビキ【青血引】
アオチビキは1種のみでアオチビキ属を構成しており、アオチビキ属はフエダイ科の下位分類のハマダイ亜科に分類される。このハマダイ亜科の魚は、フエダイ科としては比較的体型が細長く、尾が大きく二叉に分かれた形状をしているものが多い。ハマダイ亜科には名にチビキと付く魚もおり、いずれも体型や尾の形状などは似ているが、体色、口の大きさなどの違いで本種とは容易に見分けがつく。 本種は、国内では伊豆地方から九州までの太平洋岸、琉球列島、および伊豆諸島、小笠原諸島などに分布。世界的には、ハワイ、オーストラリア北岸、アフリカの東岸まで、インド太平洋の熱帯海域に広く分布している。
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アオリイカ【障泥烏賊】
東シナ海、太平洋西部、インド洋の熱帯・温帯域に広く分布している。国内では北海道以南、とくに太平洋側では茨城県・鹿島灘以南、日本海側では福井県以南に多く見られる。 これまでアオリイカは単一種とされてきたが、近年ではいくつかの種類が確認されている。現状ではシロイカ型、アカイカ型、クロイカ(またはクワイカ)型に分けられ、そのうちの大多数がシロイカ型とされる。 アカイカ型はシロイカ型よりも南方系で、主に暖流の影響を受ける地域に棲息し、3㎏を超える大型に成長することも多い。クロイカ型は小型のものが多く、南西諸島や小笠原諸島に分布する。死サンゴに卵を産みつけるため、本州本土には分布しないとされている。
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アオリイカのガーリックソテー、イカ納豆
釣り好き、魚好きにはおなじみのアオリイカだが、一般的にはまだそれほど知られていない。その理由の一つは、値段が高いことにある。寿司店でも高級なネタの一つに数えられ、都市部のスーパーでは、店頭に並ぶことも珍しい。 イカが取れる漁港付近の市場や鮮魚店で見られるくらいだろうか。
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アカエイ【赤鱏】
一般的な魚類が「硬骨魚綱」に分類されるのに対し、エイやサメなどの仲間は全身の骨格が軟骨で構成されていることから「軟骨魚綱」に分類される。 エイの仲間は500種以上が知られており、アカエイ科には6属70数種が分類され、そのうち日本近海には3属14種が棲息している。アカエイ属には本種のほか、ホシエイ、ヤッコエイなどがいる。 本種は、北海道南部以南の日本各地に分布し、東南アジアまで広く棲息する。
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アカハタ【赤羽太】
マハタ属に分類される海水魚で、同じ属にはマハタ、クエ、キジハタなどが含まれる。 本種の分布域は、太平洋側では関東以南、日本海側は富山湾以南。世界的に見ると、インド洋、太平洋の温帯から熱帯域となっている。インド洋では紅海、アラビア海、ベンガル湾を含む広範囲に分布し、太平洋では東シナ海から南シナ海、ミクロネシアなどの西太平洋、ハワイ諸島などの中部太平洋にも分布している。
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アカムツ【赤鯥】
日本海側では新潟以南、太平洋側では福島以南に棲息し、東南アジア、オーストラリアまでの太平洋西部に分布する。 「シロムツ」と呼ばれるオオメハタやワキヤハタは同じホタルジャコ科だが、「クロムツ」と呼ばれるムツやクロムツは、ムツ科に分類される。 また、伊豆諸島の八丈島周辺に多く棲息するハチジョウアカムツも、俗に「アカムツ」と呼ばれるが、こちらはスズキ目フエダイ科ハマダイ属に分類され、分類上もまったく別の魚である。
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アカメフグ(ヒガンフグ)【彼岸河豚】
本種のヒガンフグは、釣り人の間では「アカメフグ」という呼び名のほうが浸透している。別に、正式和名がアカメフグという種類もおり、地方によってはアカメフグをヒガンフグと呼んだり、その逆のこともある。また、ヒガンフグを狙っていてアカメフグが釣れることもあり、釣り人は一緒にまとめてアカメと呼んでいることが多い。 本種はフグ目フグ科トラフグ属に分類され、トラフグ、マフグ、ショウサイフグなどと同属である。分布域は、北海道南部以南の日本各地、および、黄海、東シナ海。なお、アカメフグは本州中部の太平洋岸のみに棲息している。
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アコウダイ【阿候鯛、赤魚鯛】
本種は、カサゴ目のなかのフサカサゴ科に属し、メバル属に分類される日本固有種。近縁種には、北日本産のオオサガ、サンコウメヌケ、バラメヌケなどがおり、本種とともにメヌケ類と呼ばれる。 分布域は太平洋側では関東から四国まで、日本海側では新潟県から山口県までで、とくに相模湾や駿河湾に多い。
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アジ【鯵】
アジ科を代表する種で、北海道南部以南、東シナ海、朝鮮半島まで広く分布する。正式名称は「マアジ」。ムロアジやメアジ、マルアジなどの近種も多く、体長1mを超えるロウニンアジやブリ、カンパチなども同じアジ科の魚である。
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アシストフックの結び①
釣り糸がナイロンなら細くて高強度なPEライン替わった1990年代にPEラインを使う『ジギング』が考案されました。当時の輸入品のジグにはトレブルフック(三本イカリ針)が付いており激しくしゃくったときPEラインは伸びが小さきためにジグの動きが激しいので針が糸に絡む問題が多発しました。そこで考案されたのが現在主流になっているアシストフックのスタイルです。魚はジグ本体を目掛けて食べてくるのでテール(後ろ)でなくフロトの輪に針を付けた方が良く釣れるので青物を狙う場合はフロントアイに装着します。アシストとは補助的な意味合いですが、当時はテールにトレブルフック、フロントにアシストフックを時代があったなごりです。フロントだけで充分釣れるし、数が多いとたくさんの針が魚の頭にかかって1対1のファイトが楽しめない、またシングルフックの方が刺さったら抜けにくいと言う理由で進化しました。 今回はケブラーを紹介していますが、様々な強くで丈夫な材料が発明されています。また、タチウオなど歯の鋭い魚には不向きです。
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アシストフックの結び②
釣り糸がナイロンなら細くて高強度なPEライン替わった1990年代にPEラインを使う『ジギング』が考案されました。当時の輸入品のジグにはトレブルフック(三本イカリ針)が付いており激しくしゃくったときPEラインは伸びが小さきためにジグの動きが激しいので針が糸に絡む問題が多発しました。そこで考案されたのが現在主流になっているアシストフックのスタイルです。魚はジグ本体を目掛けて食べてくるのでテール(後ろ)でなくフロトの輪に針を付けた方が良く釣れるので青物を狙う場合はフロントアイに装着します。アシストとは補助的な意味合いですが、当時はテールにトレブルフック、フロントにアシストフックを時代があったなごりです。フロントだけで充分釣れるし、数が多いとたくさんの針が魚の頭にかかって1対1のファイトが楽しめない、またシングルフックの方が刺さったら抜けにくいと言う理由で進化しました。 今回はケブラーを紹介していますが、様々な強くで丈夫な材料が発明されています。また、タチウオなど歯の鋭い魚には不向きです。
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アジと香味野菜ののっけ盛り
アジを漢字で書くと「鯵」となる。そのうまさに参った、というところからこの漢字になったとも言われていて、実際、どの様に食べてもうまいことに違いはない。 千葉県の内房では、湾口にほど近いエリアで獲れる「金谷(かなや)の黄金鯵」が有名だが、夏に釣れる東京湾 湾奥の「中の瀬のアジ」も絶品! 豊富なプランクトンによって育った東京湾ブランドの魚を釣り船で楽しみながらゲットし、おいしい魚を家族に食べてもらえれば、海に出る機会も増えることだろう。 さて、今回は、アジの刺身と香味野菜をポン酢しょうゆで和える「アジののっけ盛り」を作ってみよう。アジのおいしさが楽しめるのはもちろん、野菜や海藻がたっぷり食べられる。とてもヘルシーな一品だ。
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アジのサビキ釣り(入門者向け)
◆イワシ、サバ、アジ 日本には海や川、湖沼などさまざまな釣りのフィールドがあるが、ビギナーにもっともお勧めできる釣り場のひとつが、さまざまな設備の整った「海釣り施設(海釣り公園)」だ。ここでは、食卓でもおなじみのイワシやサバ、アジなどを釣る方法として、海釣り施設を舞台に「サビキ釣り」と呼ばれる釣り方をくわしくご紹介していこう!
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アジのなめろう、さんが焼き
もっとも一般的な「三枚おろし」に挑戦しよう。一尾を半身2枚と中骨に分けるおろし方で、二枚おろしの応用ともいえる。残った中骨は、小型の魚なら片栗粉をまぶして二度揚げすれば、カルシウムたっぷりの骨せんべいとして食べられる。また、アジはゼイゴ(ゼンゴ)と呼ばれる硬いウロコがあるので、皮を引かずに調理する場合は、最初に包丁で取り除く。
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アジのルアーフィッシング(アジング・入門者向け)
◯漁港から地磯まで狙える大衆魚 夏のファミリーフィッシングといえば、サビキ仕掛けでのアジ釣りが代表だ。主に漁港にある堤防から狙う人が多く、比較的安全に釣りが楽しめる釣り公園でもダントツの人気魚だ。サビキ釣りの利点は数が狙えることと、安価で道具を揃えることができるため、初心者にも始めやすい釣りとして紹介されるが、ハリの数が多く危険度が高いため十分な注意が必要である。 その点、ルアー釣りでアジを狙う場合、道具を揃えるにはサビキ釣りよりも予算が必要であるが、危険度が低く長く楽しむならむしろルアー釣りのほうが経費がかからない。 そしてルアー釣りの最大の魅力は、総合的に大型が掛かりやすいという点にある。アジは回遊魚でもあるため、時間帯や状況によって移動を繰り返しているから、すぐに始められて場所替えも楽に行えることもルアーで狙うアジ釣りの利点といえるだろう。
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アナゴ(マアナゴ)【真穴子】
ウナギ目には本種の仲間のほか、ウナギ、ハモ、ウミヘビ、ウツボなどがいる。また、アナゴ科にはゴテンアナゴ、ハナアナゴ、クロアナゴなどの近縁種がいるが、通常、「アナゴ」といえば本種を指す。 マアナゴは、北海道以南の日本列島、および朝鮮半島、東シナ海に分布する。
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アナジャコ釣り
通常、干潟での遊びといえば潮干狩りが定番だ。ファミリーや仲間同士でアサリやハマグリを探す風景は、春〜夏の干潟の風物詩にもなっている。しかし、潮干狩り以外にも、一部のエリアで密かに楽しまれているユニークな遊びがある。それが、ここでご紹介する「アナジャコ釣り」だ。 アナジャコは、全国各地の干潟に生息している甲殻類の仲間。日頃は干潟に掘った深い巣穴の中に住んでいるため、普通の方法でアナジャコを採取するのは難しい。そこで、考案されたのが「筆」を使って釣り上げるという斬新な方法だ。子供はもちろん、オトナでも夢中になれる遊びなので、ぜひ、挑戦してみてはいかがだろうか?
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アマダイ(アカアマダイ)【赤甘鯛、赤尼鯛】
アマダイは、スズキ目アマダイ科の海水魚の総称。漢字で書くと「甘鯛」または「尼鯛」だが、タイ科ではなく、いわゆる「あやかり鯛」のひとつである。 世界中に3属28種が分布しており、主にインド太平洋の大陸棚を中心に棲息する底棲肉食魚である。日本では、1属5種が棲息していて、このうちアカアマダイ(Branchiostegus japonicus)、シロアマダイ(Branchiostegus albus)、キアマダイ(Branchiostegus argentatus)の3種が重要な食用種となっている。 アカアマダイは体色の赤みが強く、眼のすぐ後ろにくさび形の銀白色の斑紋(はんもん)があり、シロアマダイはその名の通り体が白っぽく「シラカワ」とも呼ばれている。また、キアマダイは背ビレ、尾ビレの黄みが強く、目の下縁から上アゴに走る銀白線があるのが特徴だ。3種のなかでもっとも漁獲量が多く、釣りの主要な対象魚となっているものの大半はアカアマダイである。
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アミツケムスビ【編みつけ結び】
ハリを増やします。
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アラ【?】
ハタ科アラ属の現生種は本種のアラのみで、かつてはスズキ科に分類されていたが、『Fishes of Japan with pictorial keys to the species, English edition』(2002)ではハタ科に含められた。 本種は朝鮮半島南部や中国、フィリピンなどの温帯の広い海域に分布しており、日本列島周辺では茨城以南の太平洋沿岸から新潟以南の日本海沿岸に棲息している。 九州では、本種のほかにマハタやクエなどの大型のハタ類も「アラ」と呼ぶことがあり、混同されやすいが、まったく別の魚である。また、ニュージーランドから「アラ」として入荷するものは「ミナミオオスズキ」であり、本種とは別種である。
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イイダコ【飯蛸】
八腕形目マダコ科マダコ属に分類される小型のタコ。北海道南部以南の沿岸域から朝鮮半島南部、中国の沿岸の浅海に棲息している。
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イイダコのタコめし
釣って楽しく、食べておいしいタコ類のなかでも、お手軽度ナンバーワンのイイダコは秋の風物詩的な釣り物だ。 お子さんや初心者でも安心して釣果が得られ、その姿は愛くるしいほど。 料理のポイントヌメリをしっかり取ること。ただし、イイダコは真水で洗うだけでもヌメリが取れるほどなので、ヌメリ取りの為に使う塩の量は、マダコのときと違いごく小量でOKだ。 下処理が澄んだものを、色が変わる程度に熱湯でゆでれば、「イイダコのボイル」になる。 数が多い場合は、「しゃぶしゃぶ」にしてもおいしい。 さっと火を通して、好みの漬けダレでいただこう。 「タコめし」も簡単。下処理が澄んだイイダコを縦に割って、水の代わりの薄めのだし汁と一緒に炊飯ジャーに入れ、スイッチを入れればOK。 ぜひお試しを。
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イサキ【伊佐木、鶏魚】
イサキ科の魚はコショウダイ亜科、ヒゲダイ亜科、ミゾイサキ亜科の3亜科に分類される。イサキはコショウダイ亜科に属し、同じ亜科にはニジコショウダイ、クロコショウダイなどいくつかの魚種がいる。 イサキは関東・新潟以南、黄海、東シナ海、南シナ海の沿岸に分布するが、南西諸島には棲息していない。とくに多く棲息しているのは、静岡県から宮崎県にかけての黒潮流域と、石川県から長崎県にかけての対馬暖流域である。